動詞の補語としての体

ロシア語には1つの動詞に対して、完了体・不完了体というペアがあり、意味によって使い分けをする。
この体について本1冊が書かれているほど、使い分けの意味合いが奥深いもので、私が完全に会得するまでまだまだまだ時間がかかると思われるが。

それでも入門の教科書から、この動詞の対は習うものであり、有る程度の使い分けを把握しなければならない。
例えば、継続的動作(НСВ)なのか、1回限り(СВ)なのか等々、使い分けのいろはを学んでいるところです。

そんな中、動詞によっては補語となる(要求される)動詞不定形の体が決まっているものもある。
以下、引用させていただくと。

動詞そのものの要求
完了体を要求 : успеть (「時間内に~してしまう」ということだから、必ず完了体)
不完了体を要求
動作の開始・終了など : кончить、начать、перестать、продолжить
動作の能力など : привыкнуть、(уметь)、(учить)、(учиться)

出典:http://rossia.web.fc2.com/sp/yazyk/nachalnyy/d07.html
#ロシア学事始 ≫ ロシア語講座 ≫ 初級 ≫Г07:付随情報の示し方さんより

その他、レッスンでは慣用的にхоте́тьにはсвを使って表現すると教わった。
一例を挙げると、「煙草が吸いたい」は «Я хочу покурить.» の方が自然との事です。
#不完了体はкурить

1つの動詞に使い分けが多すぎるのでは?と思う事も多々あるが………。
言葉は難しいけれど楽しい(時もある)。