ベジ・イクラとは

ユーラシアフェスタさんで不思議な瓶詰めを買い求めた。
どう見てもトマト系の味付けに見えるのに、ステッカーの左端には「икра」と記載がされている。
他の方にこの瓶詰めについてお話を伺ったが、東欧ご出身の方々が「イクラ」として買い求めていたらしい。
vesi_икра

そもそもロシア語の「икра」は魚卵を意味するものと授業で習った事がある。
野菜なのに魚類の出身と名乗っても良いものだろうか?

この小さな謎はロシア・ビヨンドさんが解決してくれました。

ロシアのお祭りの食卓に魚卵が出てこないなど、想像することもできない。
ソビエト時代にはイクラとキャビアは品薄だったが、今日では手触りの良い魚卵をより簡単に手にすることができるようになった。魚卵と言えば今でもまず新年のお祝いが連想される。
ソ連では、野菜“イクラ”が代替品として用いられ、各地の店で売られていた。ふつうは熟す前のカボチャや丸々としたナスから作られる。

https://jp.rbth.com/cuisine/79624-yasai-ikura
#ニキータ・フルシチョフの妻とソビエトのコメディーが広めたベジ・イクラ – ロシア・ビヨンドさん

食感としては似ていない事も無いだろうけれども、サイの目切りにすれば少しは近づくのだろうか。
とはいえ、日本人の私から見たらトマトが入ったベジ・イクラは南欧料理に感じる…。